静岡おでん

週末、こないだの結婚式で日本に来ていたお友達がそろそろお国へ帰るというので、最後の晩餐をおともだちのラビちゃんがオルガナイズ。渋谷のおでんやさんに行ってきますた。東急ハンズをちょっと超えた静かな住宅街にある『静岡おでん』を銘打ったお店は、6人座ればいっぱいのカウンターと小さな4人がけのボックスがひとつの、こじんまりした佇まい。と聞けば静かな小料理屋風のおでん屋さんを思い浮かべるのですが、そんな可愛らしい箱の入り口脇に余裕の存在感を醸し出すDJブースがでーんと構えており、僕が行ったときは既に変態ミクスチャーイタロポップな選曲がガリガリ回って、お店の中は満席な感じでした。満席というのも、ラビちゃんがあらためで二人をみんなでお祝いしようぜと集めたお仲間たちで、手に手にクラッカーを持って新郎新婦の参上を待ち構える集団であったのでした。そんなの僕も聞いてなくて驚いた。さすがラビ。

仙台二泊のツアーから帰ってきたばかりの若干疲れた様子も見られる新郎新婦軍団が登場。おでん屋さんて聞いてましたがここはクラブでぃすか?!とお問い合わせせんばかりの表情ですた。ちょっとそこいらのクラブではお目にかかれないようなパワートラックを全力で惜しげもなくパワープレイするDJの皆さんに脱帽。贅沢すぎて目が回った。ゆうこりんと新郎新婦は好きなだけ飲んでいいよと渡されていた焼酎の一升瓶があっという間に空になったのでもう一本おかわりをしたらすっかり酔っ払ってしまいますた。途中お店にいた男の子二人がクラブエイジアに行くとかいう話を盗み聞きし、その日僕のお気に入りのバンドがクラブエイジアでやってんだよな〜〜と思いながら渋谷に来た僕は、ちょっと中抜けして円山町に向かう。(男の子は『行かなきゃいけないんだよ〜』と言ってたので招待で入れてもらえるのかとくっついて行ったのですが誤爆ですた)すでに2時を過ぎていたのでもう終わってんじゃないの〜?と言ってたら、ちょうど最後の曲が終わる寸前ですた><すごいがっかりorz

仕方なくチケットで一杯のんで外に出て、ラーメンを食べておでん屋に戻る。酔っ払ってるので同じ道を何度も往復してしまいどっちに行ったらいいのかわからなくなっていると、若い男の子二人組みに『君さっきから何度もいったり来たりしてるけどだいじょうぶ〜〜?』と声をかけられる。はたから見たら、僕は狐につままれてる人みたいに映ったんだろか?『ねえ東急ハンズってどっち?』と聞いてるのに『どこに帰るの?』とか全然会話が成り立たないので諦めてタクシーに乗る。おでん屋に戻ると人の数が減って、みんな朦朧としながら生き残りダンス選手権みたいになっていた。お店のスタッフの皆さん、好き放題な私たちをおとがめなく包み込んで下さって本当にありがとうございました。

そんなんで僕は新婦にプレゼント(アメリカ産のすごい強力なアンチエイジングクリーム)を渡してバイバイしますた。全力で夜遊びすると翌日全身が筋肉痛なのはなんとかならないもんですかね。