火の鳥 鳳凰編 要約

この前ETVで、大学受験のために必要なのは、物語(コンテンツ)を短く要約する力だと言っていた。理解力を要するいろんなシーンで応用できるスキルなので、是非習得しよう!とのことで、おやすみ前の読み聞かせアワーにて絶賛連載中、子供達を感動の渦に巻き込んでいる『火の鳥 鳳凰編』を、登場人物にフォーカスしてちょっと要約してみたよ!

【我王:Gao】
この物語の主人公であり、火の鳥全編を通じ狂言回しとして機能する人物が我王である。生まれてすぐ事故で父親と片目片腕を失い、村のなぐさみ者として育った我王の少年時代は、怨みと怒りに血塗られていた。呪わしい人生に向かうエネルギーが負の臨界点を迎えたある日、我王はとうとう人を殺めてしまう。略奪、逃亡、殺人を日々の糧とし、何があっても自分だけは絶対に死ぬまじと、生への欲求をみなぎらせ修羅の道を突き進んでゆく我王。そんな我王の側に密やかに寄り添ってきた女房の速魚(はやめ)を、我王はひょんな誤解から自らの手にかけてしまう。我王は、こと切れて今逝こうとする速魚の口から、速魚は実はかつて我王に助けられたことのある一匹のてんとう虫の化身であるとゆう真実を聞いた。心無い自らの所業によって、愛を知らぬままそれを永遠に失った今、初めて我王は自分以外のものの生命の尊さに気づかされ、新たに生まれた苦しみの中で生きてゆくことになる。

茜丸:Akane-maru】
ほとばしる才能と大志を持つ若き仏師茜丸は、親切心から夜営に外道を誘い込んだことが運の尽きとなり、利き腕を切りつけられ、仏師として大成する道を半ばで断たれてしまった。しかし清く聡明な茜丸寺男となって心静かに傷を癒してゆくうちに、自分にはまだ健康な左腕が残っているのだとゆうことに気づき、感謝の念の中に仏師としての復活を遂げた。再びノミを握った茜丸の元に、時の権力者から『火の鳥の彫像を製作せよ』との命が下る。その生き血を飲めば永遠の命が手に入ると言われる不死鳥火の鳥を求め旅に出た茜丸は、やがて夢の中で出会った火の鳥をモデルに見事な作品を完成させる。火の鳥像は権力者の手から帝に献上され茜丸は仏師として出世の階段を登ってゆくが、それは陰謀渦を巻く権力争いの一枚の歯車となったに過ぎなかった。地位と名誉を手に入れ、保身を身に付けた茜丸は、それと引き換えに創造への情熱を失ってゆく。

【ブチ:Buttit】
近郷では『野荒らしのブチ』の異名を持つ『煮ても焼いても喰えないあばずれ』少女。ある日悪事が過ぎて吊し上げに会っていたところを通りすがりの仏師に助けられる。独りぼっちの不良少女ブチは、芸術への高い志を恃みに我が道をゆく仏師に惹かれてゆき、彼の旅路に寄り添い、喜びと哀しみを共有する。

火の鳥 4・鳳凰編

火の鳥 4・鳳凰編

要約にしたらちょっと長すぎるか><これでは大学受験失敗とゆうことですか><