せかいでいちばんつよい国

せかいでいちばんつよい国

せかいでいちばんつよい国

日曜日、ご近所の家族さんに誘われて、早起きして近所の村にストロベリーハンティングに行ってきました。総勢10名、雨なので他にお客さんもなく、『こんな雨の日に大勢で嬉しいね〜〜』と畑の親父の歓迎を受け、エリア制限も解放、持ち帰りもすきなだけどーぞ!という出血大サービスを頂戴しました。おかげで相当安上がりなイベントになりますた。

雨が降ってるのでそのへんのれんげ畑で弁当を広げることも出来ず、昼前に帰宅して屋内ピクニックへ移行。その時近所のママが薦めてくれた絵本が『せかいでいちばんつよい国』です。

ここから先ネタバレがスタートします。内容を知りたい人はここからマウスで反転させて読んでくなさい→物語は戦争から始まります。つよい軍隊を持った国が次々と武力で他国を制圧するのですが、のこりあと一つ、と攻め込んだ国には軍隊がありませんでした。その国は小さくて平和でみんなが楽しく語り合って、歌って暮らしており、責めこんだ軍隊をも大歓迎でもてなすのです。兵隊さんは、ここでは戦うという仕事が無いので、畑仕事を手伝ったり、すっかりこの国での生活を気に入って馴染んでしまいます。大統領は、すっかり戦うことを忘れた兵隊さんたちを入れ替えました。武力無しで和平を結んだこの国を大統領は制圧したものと理解し、兵隊さんたちを連れて『せかいをすくう正義の味方!大きい国はつよい国!』と声も高らかに歌いながら凱旋帰国します。ところがこの国の暮らしや遊びや食べ物が、かの軍隊のない小さな国と同じように変化しているのです。大統領は『まあいいさ。どれもこれも他国からぶん取ってきたものばかりだからな!』とご満悦。その晩、大統領はベッドに入った息子に唄を歌ってとせがまれます。大統領の口から流れ出る唄たちは、どれもあの小さな国の唄ばかりでした。おーしーまい。と、いうお話です。

私は読み終わって5分くらいこの話の意味が理解できませんでした。「何が言いたいのかな〜」と本を貸してくれたママにたずねると、「兄弟げんかは楽しくないよねーってことを言いたいんでしょ」と答えました。5分経過。それはちげーだろwwwwwwww

これ、すごくいい本だと思います。小学校入学前の子供でも、感受性次第でズバリこの内容の核心を理解できる子もいるかもしんまい。でも子供たちには、この本の中身を本当に理解して自分のものに出来る歳までおあずけにしたいと思いました。おかあちゃんでも5分かかった。私は今この本に出会えてとてもよかったです。おわり。