池波月間に突入

大迫力の山崎豊子長編シリーズが読み終わってしまって、いきなり活字乞食になってしまった><勤め先の盟友ばこちゃんに活字の飢えを訴えたところ、池波正太郎鬼平番外編・剣客番外編を何冊か投下してくれた。

なんとなく先に手を付けた鬼平番外編の『乳房』も、剣客番外編の『ないしょないしょ』も女が主人公の話で、かなり歯ごたえのいいお話でした。女が頑張ったり活躍したりすると、女の読者としては読んでて楽しい。しかも鬼平も剣客も、シリーズ化された話はお客さんを安心させる。でも水戸黄門みたいなワンパターンじゃなくて、池波先生は芸が細かいな。みんなが喜ぶモノ作りをひとつの目標にしている僕ちんにとっては、すごい勉強になります><勤め先の近所を流れてる隅田川沿いで、あるはずのない尾行の目を気にしたり、対岸の船から人が落ちたり、浪人同士がいきなり切り合いを始めたりする風景を妄想しながらいつまでも歩きたくなる今日この頃です。日本橋良い町だな〜。